巨大な白い仏像・仙台大観音ってどんなとこ??

大観音

あまりにも身近すぎて、行ったことのない地元の有名スポットってありますよね。

仙台市泉区の丘陵地である中山の大観音像も、そのようなスポットの一つではないでしょうか。

地元では、その巨大さから道案内の目印として大活躍し、ネットで調べてみると、シュールなB級観光地としても有名なようですが、実際にはどのような施設なのでしょうか。

仙台大観音、その成り立ちと大きさ

観音像

仙台市泉区に開発された『中山ニュータウン』この大規模な事業が成功したのは観音様の霊験のおかげだと、双葉綜合開発を核とする双葉グループ元社長である菅原萬氏は思いました。

その思いから世界平和と人々の所願成就を祈念し、1991年に仙台大観音像を建立したのです。

この像は観音菩薩の母であり、息災除病、子受け、安産のご利益があるといわれています。

そして、そのような仙台大観音は、日本で2番目に大きな仏像であることをご存知でしょうか?

茨城県にある牛久大仏の120mに続く大きさで、仙台市の市制100周年を記念して100mの高さがあり、地下の基底部は、21世紀の繁栄を願って21メートルあるそうです。

  • 牛久大仏:
  • http://daibutu.net/
    〒300-1288 茨城県牛久市久野町2083
    TEL 029-889-2931

観音像

ジャイアント馬場の40倍もある足で、一歩進むと30メートルも移動することができ、畳24枚分もある掌には、人々の願いを叶えてくれるという如意宝珠を持っています。

右手には如意宝珠(重さ34t)、左手には知恵の水を蓄えて人々に注ぎ知恵を授けてくれるという、67tもの水が入る水瓶を持っているその腕力も相当なものではないでしょうか。

また、人間の肉眼の250倍もの集光能力を持つ長さ2メートルもある目は、仙台市の中心である仙台駅を見つめ、仙台全体を見守っているのです。

基本情報

仙台大観音は真言宗智山派大観密寺という宗教法人になっており、そのために何回か計画があがった取り壊しや売却をされることなく、現在に至るそうです。

<参拝料>

外からの参拝は無料ですが、胎内に入る際には守護札を受けることになり、その際に一人500円(高校生以上)かかります。

<参拝時間>

夏季(5月1日~10月31日)は、午前10時から午後4時
冬季(11月1日~4月30日)は、午前10時から午後3時30分

<アクセス>

仙台駅から「仙台大観音前」まで、毎時4・5本ほど走っている仙台市営バスで30分ほどの距離です。(片道大人400円・小児200円)
また、無料駐車場がありますので、車で行くことも出来ます。

<周辺情報>

すぐ向かいには、イオン仙台中山店があります。

また、しまむらなどの入っているショッピングセンターや、東北最大級のザ・ガーデン中山店などが近くにありますので、観光ついでに買い物もして帰ることができます。

参拝してきました!

ホテルもある敷地内に入って左方向に大観密寺の案内がありますので、それに従って進んでください。

駐車場の案内がはっきりとされていないので分かりにくいのですが、観音像の表側でも本堂の方でも、スペースがあればどこに停めてもいいとのことでした。(一部駐車禁止スペースもありますので、ご注意ください。)

開運・昇龍を約束してくれるという、龍の口の形をした入り口から入っていくとすぐに受付がありますので、そこで守護札を受けて胎内に入っていきます。

龍の入り口

中にはトイレがありませんので、観音様隣のトイレ(冬季は凍結のため閉鎖)か、本堂で済ませてから入りましょう!

「観音様謎解きオリエンテーリング」が随時開催されていますので、受付で問題用紙を受け取ってから進んでみるのも楽しいかもしれません。

オリエンテーリング
入館の際に受けるお守り
(写真:入館の際に受けるお守り)

胎内は12階に分かれており、一階部分に入るとまず、楠で彫られた仁王様がお迎えしてくれます。

受付の隣にお守りやポストカードなどのお土産が置いてあるショップスペースがあり、その後順路を進んでいくと、檜で彫られた三十三観音、カリンの一刀彫で作られた十二神将が立ち並んでいます。

お土産
お土産

三十三観音
三十三観音と十二神将
一刀彫の十二神将はとても珍しいようで、わざわざ見に来た大工さんがいたそうです。

十二神将

そのような仏像の隣には、タイムカプセルと様々な懐かしい物が展示されています。

タイムカプセル

開眼の際にタイムカプセルを地下の基底部に10個埋め、それを10年毎に一つずつ開封し、また新たな物をそれに入れて埋めるというサイクルを観音像がある限り続けるのだそうです。

一巡すると、次回表に出てくるのは100年後、その時の人々は、どのような思いで品々を見ることになるのでしょうか。

2階からエレベーターで一気に昇った最上階には、窓が5方向にありますので、仙台市内全体を見ることができます。

仙台駅方面の風景

建設された当初から、頭の部分まで登ることができればいいのにという声があったそうですが、ここは観音様の胸辺りに位置しています。

観音様の心臓部である御心殿には、光り輝く宝塔の中に如意宝珠の珠と秘仏の大日如来が安置されているそうです。

御心殿
布袋さんと御心殿
また、観音様が左手に持っている水瓶の知恵水が胎内を流れ、足元にある龍神池へ注いでいるイメージで、廊下や階段には水の流れが描かれており、二階のエレベーターホールまで続いています。

知恵水の源

いよいよ百八胎内仏巡りです。

吹き抜けにある体内の案内
(写真:吹き抜けにある体内のご案内)

胎内は吹き抜けになっており、中央の柱の一階ごとにあるデッキ部分に108体もの胎内仏が収められています。

百八胎内仏
百八胎内仏
螺旋状の階段を、煩悩一つひとつを打ち払いながら拝み進んでいくと、最後には悟りに近づけるのだそうです。

60メートルに及ぶ吹き抜けは迫力があり、初めは海外のショッピングセンターのようだと思ったり、お寺のようには感じられないかもしれませんが、薄暗くライトアップされた中を拝みながら進んでいくと、段々と厳かな気持ちになってきます。

吹き抜け

各所に設置されたベンチで休憩しながらいくことができますし、10階と6階からエレベーターに乗ることもできますので、安心してスタートしてください。

休憩用ベンチの案内

煩悩を打ち払ったら、2階エレベーター向かいにある立身出世への門である登龍門をくぐりましょう。

登龍門

冬季期間は閉鎖されていることが多いようですが、先にあるドアを開けると観音様の足元に出ることができます。

煩悩を払った後に立身出世?と疑問に思われる方は、エレベーターに乗る前にくぐってしまいましょう!

大観密寺とは

本堂

観音像の裏手に、大観密寺の本堂があります。

こちらでは毎月18日を観音様のご縁日として、祭祀や供養、縁日法話が行われています。

縁日法話は参加費無料で、仏教の教えや神仏のことなどをわかりやすく話してくれるので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

護摩祈祷や安産祈祷、七五三祈祷、ペット供養などが行われ、室内型墓地も管理しているお寺です。

縁結びの油掛け大黒天

油掛大黒天

観音様が建立される以前から鎮座しているという大黒天には、油をかけたことで商売が繁盛したり、良縁に恵まれたなどの口伝があり、現在でも商売繁盛を願って多くののぼり旗が奉納され、特に縁結びのスポットとして人気があるようです。

縁結び

願いと共に油を掛けられた大黒天は、てかてかと輝きながら微笑んでいます。

大黒天

油の匂いはあまり気になりませんでしたが、小さなお子様が柄杓を持たれる際には、大変なことになるかもしれないので注意が必要です!

仙台大観音、一度足を運んでみてください!

B級観光地のようなおもしろさもありながら、ひとつひとつの仏像が丁寧に作られているので、いつの間にか本気で拝んでいる自分を発見するかもしれません。

ちなみに、冬季は寒すぎてゆったりした気持ちでみることができないので、暖かくなってからいくことをオススメします。

大観密寺 詳細情報

住所 〒981-3217 宮城県仙台市泉区実沢字中山南31番地の36
電話 022-278-3331(代)
公式サイト http://www.daikannon.com/index.html

大観音