「もったいないから捨てられない。」その言葉が、よりもったいないことを引き起こしていることに気付いていない方は多いのかもしれません。
日本から発信された『もったいない』という言葉、本来の意味で使っている方はどのくらいいるのでしょうか?
『もったいない』ってどういうこと?
もったいないとは、物を無駄にしないこと、物を大切に使うこと、できるものはリサイクルをして使いましょうという考え方です。
日本には昔から根付いている言葉ですが、この言葉は、
Reduce(ゴミ削減)
Recycle(再生利用)
Reuse(再使用)
という3つの言葉に加え、かけがえのない地球資源に対する
Respect(尊敬の念)
が込められた言葉として、2005年に環境保護活動家であるワンガリ・マータイさんによって世界に広く知られるようになりました。
もったいないとは、物を捨てずに取っておくということではなく、物を大切に使っていくことのようです。
『もったいない』の使い方間違ってない?

もったいない精神から物が捨てられず、家の中が使われていない物で溢れていませんか?あなたの実家はどうでしょうか?
物が少ない時代を過ごしてきた方は特になかなか捨てられず、物を取っておく傾向があるようです。
子どもが実家の片付けをしようとしても、もったいないから、いつか使うかもしれないからと処分したがらない方も多いのではないでしょうか。
いつか使う日はくるのでしょうか?使いもせずに、仕舞い込んでおくことが本当に大切にしているということなのでしょうか?
仕舞い込んでいる間に、経年劣化などから使用できなくなってしまうこともあるかもしれません。
また、あまりに物を溜め込みすぎて、いざ片付けようとしたときにかかる多くの時間やお金、物で溢れた家で暮らしていかなければならない方が人生においてよっぽどもったいないことではないでしょうか。
仙台でできる『もったいない』活動
仙台市青葉区の勾当台公園市民広場では、年に2回ほどもったいない市が開催されています。
人気コーナーの一つであるリユースマーケットでは、家庭で不要になったものを出店ブースで販売しています。
フリーマーケットとは違い、再利用を目的としているので新品の販売はしていません。
また、古着や使い回しの布を回収してリサイクルをする、古布の山も人気コーナーの一つなようです。
この市に参加する気で片付ければ、不用品をどんどん処分する気になれるかもしれません。
他に、NPO法人ふうどばんく東北AGAINでは、家庭であまっている食品の寄付を受け付けています。
買いすぎて使い切れないものなど、賞味期限が2週間以上残っている物が余っていましたら寄付してみてはいかがでしょうか。
まとめ
物は使えても、使わなければ意味がありません。長い間仕舞い込まれていた今使わない物は、恐らく二度と使うことはないでしょう。
そのような物は、思い切って処分してしまいましょう。
そして、その物を必要としている人に譲ったり、売ったりすることが、本当に物を大切にしていること、『もったいない精神』に基づいた行動なのではないでしょうか。
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